桜前線(さくらぜんせん)とは、日本各地の桜(主にソメイヨシノ)の
開花予想日を結んだ線のこと。「桜前線」という言葉はマスコミによ
る造語で、1967年(昭和42年)頃から用いられている。桜前線は例
年、3月下旬に九州南部・四国南部へ上陸し、順次、九州北部・四
国北部、瀬戸内海沿岸・関東地方、北陸地方、東北地方と北上し、5
月上旬に北海道に至る形で描かれる。
気象庁が示す「開花」とは、花が5~6輪、開いた状況をいう。気象庁
によると、開花から満開(80%以上が咲いた状態)までの日数は、
沖縄・奄美地方で約16日、九州から東海・関東地方では約7日、北
陸・東北地方では約5日、北海道地方では約4日と、北上するほど短
くなる傾向にあると説明している。
また、さくらの開花を平均値(1971年~2000年の30年間の累年平均
値)と比べて、2日以内のズレであれば「平年並」、3日以上のズレが
ある場合「早い」・「遅い」、7日以上のズレがある場合「かなり早
い」・「かなり遅い」と発表する。最近は、地球温暖化のため「早い」
の表現が、毎年繰り返されている。
気象庁による桜の開花日・満開日の観測地点は全国68ヶ所で、相
次ぐ測候所の閉鎖で徐々に減少傾向である。主にソメイヨシノを観
測対象としている(北海道地方の北部及び東部は、エゾヤマザクラ
またはチシマザクラ。沖縄・奄美地方は、寒緋桜。)。
桜の花芽は、前年の夏に形成され始めて休眠状態に入り、秋・冬の
一定期間の低温を経て、春の気温上昇とともに生長して開花する。
さくらの開花予想は、この桜の花芽の生長が気温に依存する性質
を利用して行われる。以前は、各地の標本木の蕾をとりそのつど重
さを量る方法で各気象台独自で行われていた。1996年(平成8年)
からは、過去の開花日や平均気温、その年の気温の状況や予想な
どのデータを元に前年秋からの平均気温の積算値を考慮した方法
で、東京にあるコンピュータを用いて全国のデータを計算している。
引用元=http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%9C%E5%89%8D%E7%B7%9A